開業前から始まった、石黒事務所との出会い

石黒事務所との出会いを教えてください
ーー石黒
本日はよろしくお願いします。まずは、当事務所との出会いのきっかけや、当時の印象から教えてください。
関社長:
私が一緒に修業していた「中国菜オイル」のオーナーから紹介してもらったことがきっかけです。石黒さんは、以前から中国菜オイルを担当されていました。
私は外国出身ということもあり、日本の制度や難しい手続きについて少し不安がありました。
でも、石黒さんは、いろいろなことを本当に分かりやすく、かみ砕いて説明してくれたんです。当時、石黒さんも20代後半と若く、とても話しやすい先生だなというのが第一印象でしたね。
開業前の物件選びから相談していただきましたね
ーー石黒
開業当初は、物件選びの段階から一緒に準備を進めさせていただきましたね。
関社長:
そうですね。
物件を選ぶ前から、「どうやって開業したらよいのか」という根本的なところから相談に乗ってもらいました。
当時は石黒さんも独立開業したばかりで、お互いに「これから新しいものを立ち上げる」という同じような立場でした。
お店へ食事に来てもらったり、いろいろな話をしたりするなかで、自然と強い信頼関係ができていきました。
オープン前から相談できたことで、迷わず準備を進められましたし、何かあれば「ほかの飲食店では、こうしているよ」と事例を教えてもらえました。
おかげで、スムーズにお店を立ち上げることができました。
売上の成長をきっかけに、個人事業から法人へ
開業から3年目に法人成りを決断されました
ーー石黒
開業から3年目、順調に売上が伸びるなかで、個人事業から法人へ移行されました。当時はどのようなお気持ちでしたか?
関社長:
正直なところ、「法人と個人で何が違うのか」は、よく分かっていなかったんです(笑)。
でも、石黒さんを信頼していたので、「どうしたらよいか考えてほしい」と相談し、ほとんどお任せでお願いしました。
当時の制度では、法人成りによって消費税の負担を抑えられる可能性があるなど、いくつかのメリットがありました。
それ以上に印象に残っているのが、「将来リタイアしたあとに、きちんとお金が残るように、今から退職金を準備しましょう」と提案してくれたことです。
目の前の税金だけでなく、私の将来まで考えてくれているのだと感じ、大きな安心につながりました。
コロナ禍を乗り越えるための制度活用
飲食店にとって厳しいコロナ禍を、どのように乗り越えましたか?
ーー石黒
その後、飲食店にとって大きな試練となるコロナ禍がやってきました。
関社長:
あのときは、本当に大きな打撃を受けました。
そのような状況のなかで、石黒さんが補助金や給付金、コロナ関連融資など、当時利用できるさまざまな制度を積極的に提案してくれました。
申請できる制度について素早く案内してもらい、手続きを進められたことは、本当に心強かったです。
あのサポートがなければ、どうなっていたか分かりません。今でも深く感謝しています。
11年目に決断した、前向きなリタイア

お店を閉めることを考え始めたきっかけは何でしたか?
ーー石黒
開業から11年を迎え、昨年末頃にリタイアについてご相談いただきました。非常に大きな決断だったと思います。
関社長:
数年前から自分自身の体調に不安を感じるようになり、厨房で鍋を振り、料理を続けることに、体力的な負担を感じるようになりました。
そこで、これからの人生について考え、お店を閉めることを決断しました。
「廃業」と聞くと、マイナスなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私にとっては、自分がこれからしたいことを実現するための前向きな決断です。
すでに和歌山に新しい家を購入し、そこで始まる新しい生活に向けて準備を進めています。
開業当初から続けてきた資産形成が、新しい生活の支えになりました
ーー石黒
その新しい生活の支えになったのが、開業当初からコツコツと続けてきた資産形成でしたね。
関社長:
本当にそのとおりです。
リタイアする今になって、まとまった退職金を受け取れることや、小規模企業共済、経営セーフティ共済などの制度を活用した積み立てを、石黒さんが早い段階から計画的に仕組み化してくれていたことのありがたさを実感しています。
長期的な視点で資金を準備し、手元にしっかりとお金を残すことができたからこそ、和歌山での新しい生活にも安心して踏み出せました。
これから開業される方には、目の前のことだけでなく、将来に向けた資金づくりの大切さも知っておいてほしいですね。
これから開業する経営者へのメッセージ
新しく事業を始める方へ伝えたいことはありますか?
ーー石黒
最後に、これから飲食店を開業する方や、現在事業を経営されている方に向けて、メッセージをお願いします。
関社長:
この記事を読んでいただく頃には、お店はすでに閉店し、私は和歌山で新しい人生をスタートしていると思います。
これからも、また新しいことに挑戦していくつもりです。
これからお店を開業される方や、会社をつくられる方にお伝えしたいのは、「誰と一緒に進めるのかが本当に大切」ということです。
経営者自身が、複雑な税金や制度について、すべてを理解することは難しいと思います。
だからこそ、新しいことを始めるときには、石黒さんのように将来のことまで一緒に考え、何でも相談できる「信頼できる税理士」を見つけてほしいと思います。

インタビュアーからのコメント
関社長、11年間にわたる本当においしいお料理と、貴重なお話をありがとうございました。
開業時の物件探しから、ともに手探りで進んだ日々、コロナ禍の苦難、そして和歌山での新しい生活を見据えたリタイアの準備まで。
関社長の人生における大きな節目に、税理士として伴走させていただけたことを、大変うれしく思います。
「広東名菜 紅茶」が多くのお客様から愛されるお店へと成長したこと、そして関社長が次の人生へ前向きに歩み始められたことを、心よりお祝い申し上げます。
関社長の新しい生活と、これからの挑戦がすばらしいものになることを、当事務所一同願っています。
開業からリタイアまで、経営者の人生に寄り添うサポート
当事務所では、開業前の事業計画や資金面のご相談、法人成り、利用できる各種制度のご案内、将来のリタイアを見据えた資産形成まで、経営者様の状況やライフステージに合わせたサポートを行っています。
「これから飲食店を開業したい」
「法人化するタイミングを相談したい」
「将来のリタイアに向けて、今から準備を始めたい」
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽に当事務所へご相談ください。


