【第一講座】採用は「未来戦略」そのもの「教育より100%採用が大事」──そう言い切れる理由 講師 石黒健太
第1講座では私から、「採用は未来戦略そのもの」というタイトルでお話させていただきました。
私自身、これまで何度も採用で失敗をしてきました。
特に印象に残っているのは、信頼で採用した元知人が組織と合わず、弁護士を交えた対応にまでなった経験です。
そこから「誰を採るか」は本当に大切な判断だと痛感し、
今では「教育よりも、100%採用のほうが重要」だと本気で考えています。
所長1人で採用しない──チームで担うための仕組み化
採用を属人的にしないために、私たちの事務所では「リクルートブック」を整備し、
- チームごとのペルソナ設計
- 面談フローの分担(在宅→部門長→所長)
- 評価のテンプレート化・KPI管理
など、判断基準と仕組みを明文化してきました。
中でも効果が大きかったのは、一次面談の外注化です。
在宅スタッフに1500円/件で面談をしてもらい、動画をチェックする形にすることで、
私の関与時間は約5分の1に。採用活動のスピードと量、どちらも改善しました。
【第二講座】短期間で拡大する事務所に学ぶ 採用成功のリアル〜伊東先生との対談で見えた、採用の“現場のリアル”〜 ゲスト講師 伊東稔人先生
第二講座では、税理士法人ISJ代表の伊東稔人先生をゲストにお迎えしました。
愛媛・広島エリアを中心に、3年で顧問先500件超、2年で10名以上の採用を実現している伊東先生からは、リアルな経験をたくさん共有していただきました。
- 幹部が早期に離職してしまった経験
- 面談での“人柄”の見極め方
- 未経験者を育てるためのメンター制度
- インターン導入やSNSを使った採用の工夫 など
「成功の裏には必ず失敗がある」ことや、
採用の工夫も“自事務所に合ったやり方”をつくっていく必要があると改めて感じる時間でした。
【第三講座】採用を“言語化”する時間〜ディスカッションで見えた「みんなの採用のリアル」〜 講師 石黒健太
第三講座では、3ラウンドに分けてディスカッションを実施しました。
- どんな気づきがあったか
- 自事務所の採用の現状と課題
- これから何をやるか・どこを改善したいか
少人数だからこそ、一人ひとりが深く話せる雰囲気があり、
「うちは応募数が少ないけど、面談の仕組みはある」
「理念共有が弱かったと気づいた」
「採用に関わるのは初めてだったけど、自分の役割が見えた」
など、それぞれのフェーズに合わせた課題と前向きな声がたくさん出ていました。
おわりに
採用は、“人を集める”ことではなく、“文化をつくる”こと
今回の定例会を通じて、改めて感じたのは、
採用は文化づくりの第一歩であるということです。
どんなによい制度や仕組みを整えても、運用するのは人です。
そして、組織の未来を形づくるのも、やっぱり“人”です。
誰を採るか。なぜ採るのか。どう見極めるのか。
この問いに正解はありませんが、“自社の採用の軸”を言語化することは誰にでもできます。
その軸をもとに、これからもみなさんと一緒に学び、実践し、採用力を育てていけたらと思っています。
次回の定例会のご案内
次回は10月開催予定、テーマは 「営業・集客」 です。
見込み顧客の獲得や、営業導線、契約率アップの事例共有を中心に構成する予定です。
集客に悩む方、チームで営業を仕組み化したい方はぜひご参加ください!
引き続き、突破会をよろしくお願いいたします。