一般的な税理士事務所の福利厚生の内容
税理士事務所の多くは、税理士1名で運営する個人事務所です。そのため、スタッフの人数が少なく、他の業種などと比べると福利厚生が手薄になっていることも少なくありません。
また、税理士が複数いる事務所は、税理士法人として運営されていることがあり、個人事務所よりも福利厚生が充実している傾向があります。ここからは、一般的な税理事務所の福利厚生について解説します。
法定福利厚生
法定福利厚生とは、会社の義務として法律で定められている福利厚生のことです。具体的には、以下が挙げられ、保険料の一部または全額を事業主側が負担します。
・健康保険…病気や怪我に見舞われたときに、必要な医療・給付を受けるための制度
・厚生年金保険…適用事業所で働く70歳未満の従業員が入る年金制度
・介護保険…介護費用の負担削減を図るために、40歳~64歳の間に加入する制度
・雇用保険…失業などで働けなくなったときに、必要な給付を受け取るための制度
・労災保険…業務や通勤中の事故・怪我などに対し、必要な給付を受け取るための制度
・子ども子育て拠出金…児童手当などの子育て支援のために事業者が負担するお金
税理士法人の場合は、これら全てに加入することが多いでしょう。しかし、スタッフ数名規模の個人事務所の場合、一部しか加入しないこともあるのです。これは、社会保険の強制適用事業所になるには、従業員の人数などの一定要件があるためです。
そのため、事務所によっては、スタッフ各自で国民健康保険や国民年金に加入していることも珍しくありません。法定福利厚生が不十分な税理事務所で勤めると、いざという時に必要な給付やサービスが受けられない恐れがあります。
求人を見るときは、これらの法定福利厚生が整備されているか確認しましょう。
法定外福利厚生
法定外福利厚生とは、事業所側が独自に設けた福利厚生のことです。内容について法律の制限はないため、事業所側が自由に決められます。一般的な内容には、以下が挙げられます。
・通勤手当
・住宅手当
・慶弔休暇
・年末年始休暇
・病気休暇制度
・資格取得支援
法定外福利厚生は、ライフワークバランスに直結する内容のものが多いのが特徴です。そのため、自身の理想の働き方や、ニーズに合った税理事務所を選ぶのがポイントです。
京都の石黒税理士事務所特有の福利厚生制度
石黒健太税理士事務所では、他の税理士事務所では珍しい以下の福利厚生を導入しています。
・フレックスタイム制度
・テレワーク
・資格試験応援制度
・社内交際費制度
・書籍購入補助
これらの制度は、スタッフに大変好評です。ここからは、当事務所の福利厚生について、紹介していきます。
フレックスタイム制度:ライフスタイルにあわせた働き方が可能
フルフレックスとは、始業・終業時間について従業員が自由に決められる働き方です。日本では、1988年の労働基準法の改正時に導入されましたが、実際に導入している企業は少ないと言えるでしょう。
厚生労働省が16産業に対して行った調査によると、フレックスタイム制を導入している企業は7.2%で、制度が定着化していないことがわかります。当然、フルフレックス制を採っている税理士事務所も少なく、求人を探すのも一苦労でしょう。
石黒健太税理士事務所では、業界の中でも珍しいコアタイムなし(出社必須の時間なし)のフルフレックス制度を採用しています。「子供の送り迎えの時間を避ける」「朝に勉強時間を設ける」など、ライフスタイルにあわせた働き方が可能です。
参考:厚生労働省「令和6年就労条件総合調査の概況」
関連記事:税理士事務所=残業ばかり?そんなイメージを払拭!20代が働きやすい税理士事務所のリアル
テレワーク:週1日程度リモートワークでの勤務が可能
税理士事務所の多くは出社必須でしょう。これは顧問先とのやり取りが対面に限るなど、テレワークできる環境が整っていないためです。育児・介護などの事情がある方からすると、出社が必須とされる税理士事務所は働きにくいと感じるでしょう。
しかし、石黒健太税理士事務所では、週1日程度のテレワーク勤務を導入しています。顧問先との面談もZoomでできるので、突発的な出来事にも対応しやすいのがメリットです。
また、テレワークによって通勤のストレスが減れば、仕事のパフォーマンスが上がるかもしれません。プライベートと仕事の両立を図れる職場をお探しなら、テレワーク可能な当事務所をご検討ください!
資格試験応援制度:税理士試験の1科目にかかる費用を全額会社が負担
石黒健太税理士事務所では、スキルアップを目指す方に向けて「資格試験応援制度」を導入しています。これは、税理士試験1科目の費用をこちらで全額負担する制度です。ただし、同じ科目での費用の全額負担は1回限りです。税理士試験の各科目について、1回ずつ全額負担が受けられます。金銭的な不安を感じることなくスキルアップに挑戦できるのは、メリットでしょう。
また、業務経験を通じて知識を深めれば、効率よく勉強することが可能です。石黒健太税理士事務所は、研修環境も充実しているため、未経験者でも安心して税務や会計の知識が得られます。挑戦したい人を全力サポートするのでご安心ください!
社内交際費制度:メンバー間のランチや飲み会の補助制度
石黒健太税理士事務所では、メンバー間のコミュニケーションを活発化させるために「社内交際費制度」を設けています。具体的には、メンバーとのランチや飲み会にかかる費用を補助しており、部署内はもちろん、他部署のメンバーとも交流が可能です。
また、親しい間柄のメンバーができることで、仕事の相談をしやすくなったり、業務が円滑に進んだりするなどのメリットが得られます。入社直後は、周りの人と打ち明けるのに時間がかかることもありますが、この取り組みを利用することで、比較的早く環境に馴染めるでしょう!
書籍購入補助:1人につき年12万
税務は法改正なども多く、定期的に新しい情報をインプットしなければなりません。継続的な学習が必要なため、書籍などの購入費用が嵩むのも事実です。「せっかく働いた給与なのにプライベートに回せないなんて…」と、不満に感じることもあるでしょう。
しかし、石黒健太税理士事務所では、自己研鑽のために買った書籍について購入費用を補助しています。1人につき年12万円が上限(勤務実績に応じた上限(1万円×勤務割合×勤務月数))なので、惜しむことなく自己投資できるのはメリットと言えます!
福利厚生がもたらす従業員のメリット
福利厚生と聞くと、ライフワークバランスが頭に浮かぶ人も多いでしょう。しかし、福利厚生がもたらす効果は、想像以上です。人によっては、「理想の自分に近づける」など将来性が高まることもあるのです。
ここからは、福利厚生が従業員にもたらすメリットを5つ紹介します。
安心して長く働ける環境
人生100年時代と言われる現代では、仕事はマラソンのように捉える必要があります。最初に無理をすると、心身に支障をきたし、定年まで働くことが難しくなる恐れがあるためです。長く働いていくためにも、自身の身体を大切にできる環境に身をおくべきでしょう。
安心して長く働ける環境としては、福利厚生が整っている職場が挙げられます。柔軟な働き方ができれば、休息が取りやすく、パフォーマンスの向上が期待できるでしょう。
また、心身が安定すると人間関係にも良い影響を与えます。コミュニケーションがしやすい職場は、安心感が得られるなどの働きやすさに繋がります。
プライベートと仕事の両立
プライベートと仕事の両立を図るには、時間配分が大切です。しかし、長時間労働が多かったり、休暇が少なかったりする職場だと、プライベートの時間が極端に少ないこともあるでしょう。息抜きできる時間がないと、ストレス過多になるため、注意が必要です。
プライベートと仕事の両立を目指すなら、休暇制度やテレワークができる職場を選ぶと良いでしょう。自由時間が取りやすいので、趣味や自己研鑽に打ち込むことができます。また、仕事時間としっかり区別して休暇を満喫できれば、充実感や幸福度が高まります。
毎日を前向きに過ごすためにも福利厚生がある税理士事務所を選びましょう。
経済的な安定
手当や補助が支給されることで、生活費や仕事にかかる負担が軽減できます。経済的にも安定し、心にゆとりが持てるようになるのはメリットでしょう。
また、経済的な安定は、プライベートの充実にも繋がります。例えば、旅行に行きやすくなったり、貯蓄に回しやすくなったりするなど、自由に使えるお金が増えます。経済的な安定を目指すなら、手当などが充実している税理士事務所を選びましょう。
キャリアアップのサポート
研修や自己啓発の支援など、教育体制が整っている職場では、個人の能力が向上しやすいのがメリットです。さらに、専門性が高まれば、昇給・昇格などのキャリアアップが期待できます。
特に、未経験者の場合は、税務・会計の知識が少なく、業務に戸惑うこともあるでしょう。しかし、教育制度などを利用することで、着実に知識が身につき、税理士資格に合格するケースもあるのです。福利厚生によって、将来の可能性が広がるのは魅力と言えます。
モチベーションの向上
福利厚生によって、働きやすさや経済的安定が得られると、仕事のモチベーションが維持できます。さらに、キャリアアップがしやすい環境では、努力した分、収入に反映されやすいため、モチベーションの向上に繋がります。
「高収入を目指したい」「自分の市場価値を高めたい」など、将来の展望があるなら、教育支援制度が充実している税理士事務所を選ぶと良いでしょう。
福利厚生がもたらす税理士事務所のメリット
福利厚生は、従業員だけでなく事務所側にもメリットがあります。事務所の価値が高まることで、最終的には従業員にもメリットがあるので、知っておくと良いでしょう。ここからは、福利厚生が税理士事務所にもたらすメリットを5つ紹介します。
従業員満足度の向上
福利厚生が充実している職場は、「働きやすい」「成長できる」など従業員の満足度にも影響します。また、従業員の満足度が上がることで、離職率の低下に繋がり、人手不足などを阻止することができるでしょう。
一方、満足度が低い職場は、離職率が高く、人の入れ替わりが激しい傾向にあります。慢性的な人手不足は、残業時間や業務量の増加を招くなど、従業員にしわ寄せが来ます。入社後に後悔しないためにも、企業のホームページなどから、実際に働いている人の声を確認してみましょう。
生産性の向上
休暇制度が充実している職場では、健康維持ができるので、生産性の向上が期待できます。また、仕事の生産性が上がれば、成果が出しやすくなり、会社の利益拡大にも繋がるでしょう。
さらに、会社の利益が増えることで、給料アップや事業拡大などの好循環が生まれ、従業員のやる気が加速していきます。このように、生産性の向上は、会社と従業員、双方にメリットがあるのです。
企業イメージの向上
福利厚生は外部へのイメージ戦略にも役立てることができます。例えば、休暇制度が充実している場合、「従業員を大切にしている」などの印象を取引先に与えることができるでしょう。
実際、企業との取引前に行う「企業調査」では、福利厚生や初任給を調べることがあり、従業員への待遇を気にしていることが伺えます。企業イメージが向上することで、さらなるビジネス拡大が期待でき、経営の安定化を図ることができるのです。
優秀な人材の確保と定着
手厚い福利厚生は、人材確保にも良い影響を与えます。特に、補助や手当が充実している会社の求人には、応募が殺到しやすいので、優秀な人材が集まりやすいでしょう。さらに、働きやすさが加われば、離職率が下がり、人材の定着化が期待できます。
優秀な人材が確保できれば、会社全体のパフォーマンスが上がるため、個々の能力を底上げできるのはメリットでしょう。
良好な職場環境の構築
福利厚生の充実度は、メンタルヘルスにも影響します。メンタルが良好だと、コミュニケーションが活発化するので、職場の雰囲気が良くなります。周囲とコミュニケーションが取れることで、生産性の向上にも繋がるでしょう。
職場の雰囲気は、出社時のモチベーションを左右する大切な要素です。ポジティブな気持ちで仕事に臨みたいなら、福利厚生が整っている税理士事務所を選びましょう。
当事務所が求める人材
当事務所では、業務効率化などの取り組みによって、繁忙期でも残業時間が少ないのが特徴です。フルフレックス制度を導入しているので、ライフスタイルに合わせた働き方ができるのも大きなメリットです。
しかし、これらの制度は、働きやすさだけでなく、「より良い成果・成長のための環境づくり」を目的として導入しています。そのため、福利厚生だけを目的としている方のご応募はご遠慮ください。
また、当事務所では、以下の人材を歓迎しています。
〇誠実な対応ができる方
…クライアントワークがあるので対応力を重視します。
〇自ら学び成長しようとする姿勢のある方
…税制改革など新たな知識に対応するために必要です。
〇変化の多い環境にも前向きに対応できる方
…顧問先の発展のために、新しい取り組みにもチャレンジします。
未経験者でも上記に当てはまれば大歓迎です。私たちと一緒に成長していきましょう!
京都の石黒健太税理士事務所で、あなたらしい働き方を実現しませんか?
税理士事務所の福利厚生は、事務所ごとに違うため注意が必要です。求人情報で把握できない場合は、ホームページなどから情報収集しましょう。また、当事務所では、社会保険などの法定福利厚生に加え、以下の福利厚生制度を導入しております。
・フレックスタイム制度
・テレワーク
・資格試験応援制度
・社内交際費制度
・書籍購入補助
自由度が高く、教育支援も充実しているので、理想の働き方が実現できます。前向きに仕事に取り組める方であれば、経験問わず大歓迎です。ご不明点などがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。ご応募もこちらのページから可能です。