税理士

京都で安い税理士に依頼できる?安い税理士を探す方法と報酬を抑えるためのポイント

京都で税理士を探す際は、報酬の安さに注目する方も多いでしょう。たしかに、税理士報酬の負担は決して小さくないため、安く依頼できるに越したことはありません。しかし、税理士はあなたのビジネスの成長を支える重要な役割を担っています。安いだけでなく、あなたの悩みを解決してくれるか、希望するサポートが受けられるかも税理士選びの重要な視点です。

 

この記事では、安い税理士に依頼するリスクや税理士報酬を抑えるためのポイント、京都で安い税理士を探す方法について解説します。

目次

京都で報酬が安い税理士に依頼できる?

京都には多くの税理士事務所があり、報酬の金額にも差があります。「安い税理士に依頼するとサービスの質が悪いのでは?」と心配になるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

 

コストを抑えながら依頼できる税理士は、個人事業主や中小企業の強い味方です。ただし、安さだけに注目すると後悔することもあります。安く依頼できる税理士は、安さの理由を確認することが大切です。

税理士報酬の相場

税理士の報酬は、売上高や事業規模、従業員数などの要因で大きく異なります。一般的な顧問料の相場としては、個人事業主の場合は月額1万円前後、法人になると月額2万円~3万円程度です。決算申告料は顧問料とは別に発生する場合が多く、個人事業主の場合は顧問料の4~6ヵ月分、法人の場合は10~30万円ほどです。記帳代行などは別途オプション費用が加算される事務所もあります。

 

報酬体系は事務所によってさまざまで、定額制をとっているところもあれば、業務ごとに費用がかかるところもあります。安い税理士を探すときには、この相場をひとつの基準とすると判断しやすいでしょう。

格安で依頼できる理由

税理士報酬が格安な場合は、いくつかの理由があります。

 

  • 業務の一部をIT化・自動化することで人的コストを削減している
  • オンラインでのやりとりを中心にし、コストを抑えている
  • 創業間もない税理士が実績を積むために報酬を安く設定している
  • 基本料金に含まれる業務内容が少ない

 

サービスの質を落とすのではなく、運営の効率化を通じてコストを抑えて低価格を実現している事務所もあります。依頼者にとっては安くても安心できる選択肢になることもあります。

安いからサービスが悪いとは限らない

「安い=質が悪い」と思い込んでしまうのは少し早計かもしれません。前述のとおり、コストを抑えて効率的な運営をしている事務所では、低価格でも充実したサービスを受けられる場合があります。質そのものを下げているわけではありません。

 

報酬が安い理由を理解し、信頼できるかどうかをきちんと見極めることで、費用とサービスのバランスがとれた依頼が可能になります。

安い税理士に依頼するリスク

一方で、報酬が安い税理士に依頼する際には、以下の点に注意が必要です。

 

  • サービス範囲が限定される
  • 経験の浅い人が担当になる恐れがある
  • 追加のオプション料金がある
  • 訪問回数が少ない
  • 積極的な節税アドバイスが少ない

 

安さだけで決めると、期待したサポートを受けられないリスクがあります。以下では、安い税理士に依頼するリスクと、契約前にチェックするべきポイントを解説します。

サービス範囲が限定される

報酬が安い場合、サービスの範囲が限定的であることがあります。たとえば、顧問契約とは言っても、対応業務が毎月の帳簿のチェックのみで、節税や経営のアドバイスが受けられないケースもあります。

 

こまめに連絡を取り合ったり、不明点を都度相談したりしたい場合は、安くてもサービスが限定される税理士は向いていないでしょう。自社が必要とするサポート内容と、税理士の業務内容が合っているかを丁寧に確認することが大切です。

経験の浅い人が担当になる恐れがある

事務所によっては、新人税理士や実務経験が浅いスタッフが担当になる場合があります。もちろん、新人や若手でも熱意があり、しっかりと対応してくれる人も多いです。しかし、税務調査の対応や節税のアドバイスなど、豊富な経験が頼りになる場面があることも事実です。

 

「初回相談時に担当した税理士の印象がよかったから契約したのに、別の税理士が担当になって説明がわかりにくい」「担当税理士と直接やりとりすることは少なく、普段連絡するスタッフは経験が浅いのか頼りない」といった例も珍しくありません。

 

長期的に経営をサポートしてもらうためには、担当税理士との信頼関係が大切です。契約時に担当者についても確認しましょう。

追加のオプション料金がある

基本料金が安くても、実際にはさまざまな業務がオプション扱いとなっていて、追加料金がかかるケースもあります。たとえば、給与計算、年末調整、法定調書の作成、消費税申告、税務調査の立ち会いなどが代表的な追加オプションです。

 

顧問料だけを見て格安だと感じても、必要な業務すべて依頼するとなると、最終的には相場と変わらない、あるいは割高になることもあります。何が基本料金に含まれていて、何が別料金なのかをしっかりと確認し、どのサービスにいくらかかるのかを明確にしておきましょう。

訪問回数が少ない

報酬が安い場合は、訪問回数が少ないことあります。オンライン対応が前提で、対面での打ち合わせは決算時の1回だけというケースもあります。対面でじっくり話をしたいと考えている方は、訪問回数が少ないと物足りなさを感じるでしょう。

 

逆に、オンラインでのやり取りに抵抗がない方や、必要最低限の対応で十分という方は、あえて訪問回数が少ないプランで費用を抑える選択肢もあります。

積極的な節税アドバイスが少ない

対応業務が帳簿の整理や申告書の作成にとどまり、戦略的な節税提案があまり期待できないこともあります。安いプランでは節税相談がサービス内容に含まれない場合もありますが、そもそも節税相談に積極的でない事務所もあります。節税についてしっかりと相談したい場合は、税理士に希望を伝え、対応可能かを確認しましょう。

 

税理士が希望通りのサポートをしてくれないと感じる場合の問題と対策について、以下の記事で詳しく解説しています。

 

関連記事:税理士が何もしてくれない理由は?税理士側・経営者側の問題と対策

石黒健太税理士事務所では、一般的な税理士顧問業務だけでなく、財務戦略コンサルティングや資金調達支援など、お客様のお悩みやご希望に合わせたサポートをご提案いたします。お見積もりも承りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

安い税理士と契約する前の注意点

自社に合った税理士と契約するために、事前にチェックするべきポイントがあります。中でも必ず確認したいのが、サービス内容と料金体系、経営者との相性、税理士資格の有無です。どのような点に注意して確認すればよいのか解説します。

サービス内容と料金体系の詳細を確認する

安い税理士に依頼する場合に重要なポイントのひとつが「どこまでが基本料金に含まれているか」を確認することです。税理士によっては、基本料金として最低限のサービスにしている場合もありますが、自社のニーズに合っていないと、結局オプション料金がかさみます。希望するサポート内容を税理士に伝え、正確な見積もりを出してもらうとよいでしょう。

また、複数の事務所を比較する際は、料金だけでなくサービスの内容に注目することが大切です。あいまいな点があればその場で質問し、不明点を残したまま契約に進むことは避けましょう。契約前に説明書類や見積書をきちんと出してくれる事務所は、対応の丁寧さや誠実さも期待できます。

相性を確認する

税理士との関係は、単発の手続きの依頼ではなく、長期的なパートナーシップになることが多いものです。経営者との相性も、税理士を選ぶ際の大切な判断基準となります。たとえば、話しやすさや説明のわかりやすさ、対応のスピードなど、自分にとって心地よいと感じるかどうかを見極めましょう。

実績が豊富な税理士でも、あなたとの相性が良いとは限りません。特に、税務に詳しくない経営者は、質問がしにくかったり、税理士が難解な説明をしたりすると、税理士を上手に活用できず不安を抱えたままになりがちです。初回相談時の印象や対応を見ることで、その後の関係性をある程度見通すことができるため、丁寧に見極めることをおすすめします。

実際、税理士への不満として多く挙げられるのはコミュニケーションです。合わない税理士に依頼するデメリットや、税理士への不満を解消する方法は以下の記事を参照してください。

 

関連記事:税理士への不満ランキング1位はコミュニケーション!合わない税理士に依頼するデメリット

税理士資格の有無を確認する

税理士資格を持たない人が「税務サポート」や「経理代行」などと称して税理士と同じような業務を行っているケースが存在します。費用が安い場合も多く、一見すると魅力的に見えるかもしれませんが、国家資格をもたない人が税務の代理、税務書類の作成、税務相談を行うことは違法です。

無資格者による不適切なアドバイスや申告が原因で税務署から指摘を受けても、責任を取るのは依頼者自身です。契約前には、相手が本当に税理士かどうかを確認しましょう。日本税理士会連合会のウェブサイトでは、登録している税理士の情報を検索できます。

税理士報酬を抑えるためのポイント

税理士への報酬は、ちょっとした工夫で抑えることができます。報酬が高くなる主な理由は、税理士側が多くの時間と手間をかけて対応する必要がある場合です。逆に、税理士の手間を減らせば減らすほど、報酬が抑えやすくなるということです。

 

ここでは、コストを抑えながらもスムーズに依頼できる具体的な方法をご紹介します。

依頼する内容を具体的にする

自分が税理士に何をしてほしいのかを明確にし、必要な業務だけを依頼することで報酬を抑えられます。たとえば、「決算書の作成と確定申告をサポートしてほしい」「毎月の記帳代行もしてほしい」といったように目的を絞って依頼すると、税理士も対応しやすく、報酬も正確に見積もりやすくなります。

税理士との初回面談時には、自社の状況や課題を整理して伝えると、不要なサービスにお金を払うことなく、自社にとって本当に必要な業務を依頼できます。

自社で記帳する

日々の取引を帳簿に記録する作業、いわゆる記帳代行を依頼すると、毎月オプション料金がかかる場合が多いです。記帳を自社で行うことで、税理士報酬を抑えられます。近年は、簿記の知識がそれほどなくても一定の記帳作業を行える会計ソフトも増えています。

自社で記帳しつつ、税理士に決算や申告書作成だけを依頼すれば、必要なところだけをプロに任せてコストを最小限に抑えることが可能です。日常的な記帳に少し時間を割ける場合は、検討してみる価値があるでしょう。

オンライン面談を活用する

訪問回数が多いほど、料金が高くなることもあります。訪問での打ち合わせは移動や書類の印刷など、コストがかかるためです。オンラインでのやりとりに不安がない方は、オンライン面談を活用することで費用を抑えられる可能性があります。

書類のやり取りもPDFやクラウドストレージを使えばスムーズに行えるため、郵送や印刷のコストも省けることもメリットです。訪問の場合は移動時間を考慮しなければならない一方、オンライン面談は面談の時間さえ確保できれば問題ありません。業務をリモートで進めたい方や効率を重視する方にとっては、有効な方法といえるでしょう。

京都市南区の石黒健太税理士事務所は、クラウド対応や財務コンサルを得意としており、オンラインでの対応も可能です詳細なお見積もりもできますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

京都で安い税理士を探す方法と注意点

経営者なら誰しも、安くて信頼できる税理士に出会いたいと願うものです。しかし、京都には税理士が数多くいるため、探し方に迷ってしまう人もいるでしょう。ここでは、京都で安い税理士を探す際に役立つ方法と、それぞれの注意点について解説します。

知人に紹介してもらう

実際に依頼している人からの話を聞くことで、サービス内容や料金、対応の印象などを事前にある程度知ることができます。ネット上の口コミよりも信頼性が高く、自分の業種や事業規模に合った税理士を見つけやすいのがメリットです。

ただし、必ずしもあなたと相性がよいとは限らない点には注意が必要です。紹介者がいい税理士だと思っても、あなたとは依頼内容や業種、重視するポイントが違う可能性があります。

紹介だからといって安心しすぎず、初回面談で自社の求めるサポートをしてくれるか、相性がよいかを見極めましょう。もし、自社には合わないと思ったら、無理に契約せずに断ることも大切です。

金融機関に紹介してもらう

地域の銀行や信用金庫など、日頃から取引のある金融機関に相談するのも、信頼できる税理士を紹介してもらうための有効な手段です。金融機関は、実績が豊富な税理士とのつながりをもっていることがあります。創業支援や融資相談の際には、金融機関から税理士を紹介されるケースも珍しくありません。

ただし、金融機関は実績や信頼性重視で紹介する傾向があるため、紹介された税理士が必ずしも求めている税理士とは限りません。実際に会ってサポート内容や費用を確認し、他の事務所との比較検討を怠らないようにしましょう。

インターネットで検索する

税理士は事務所のウェブサイトで業務内容や実績を公開していることが多いです。京都市のような都市部では多くの税理士事務所があるため、エリアや得意分野で絞り込んで比較検討しやすいでしょう。税理士紹介サイトでは、自分のニーズに合った税理士を条件検索することが可能です。

ただし、インターネットでは最低価格しか表示していない事務所も多く、自社のケースの費用は見積もりをとってみないとわかりません。また、良い口コミが多く寄せられている税理士でも、自分との相性まで推し量ることは難しいでしょう。実際に会って話を聞いてみて、費用面や説明のわかりやすさなどを比較検討することが大切です。

税理士を比較検討する際のポイントがわからない方は、以下の記事をご参照ください。

関連記事:自社にあった税理士の探し方は?気をつけることを税理士目線で解説

京都で税理士をお探しの方は石黒健太税理士事務所へ!

税理士選びは、会社の未来を左右する重要な経営判断のひとつです。単に税金の計算や申告を任せるだけでなく、会社の成長を共に考え、実現に向けて伴走してくれるパートナーを見つけることが、事業成功の鍵を握ると言っても過言ではありません。石黒健太税理士事務所は、経営者の皆様の「困った」に寄り添い、事業の成長を全力でサポートします。

資金調達から経営成長戦略までサポートしている

顧問税理士としての業務はもちろんのこと、将来を見据えた財務戦略の立案から実行までをお手伝いさせていただきます。日本政策金融公庫をはじめとする金融機関からの融資、補助金・助成金の活用まで、これまで累計数十億円以上の資金調達を支援してきた豊富な実績があります。

 

SP融資コンサルタントでもある代表税理士が、お客様に合った資金調達プランをご提案し、申請までしっかりサポート。業績分析や事業計画策定、予実管理の仕組みづくり、バックオフィス業務のDX推進など、多角的な視点からビジネスの成長の後押しが可能です。

5年で1億円を突破した経験がある

当社は、設立から5年で売上1億円を突破した経験があります。当社自身が事業を成長させる過程で実践してきた資金調達、マーケティング、組織づくり、業務効率化などのノウハウは、決して机上の空論ではありません。

 

短期間で急成長を遂げ、今もさらなる成長を続ける事務所だからこそ、リアルな成功・失敗体験に基づいた実践的なアドバイスが可能です。「経営者の悩みは、経営者にしかわからない」と悩みを抱えている経営者の皆様に、当社がパートナーとして寄り添います。

200社を超える法人の創業支援をさせていただいた実績がある

当社の創業支援は、会社設立の手続きだけにとどまりません。事業計画のブラッシュアップや、融資支援、クラウド会計導入によるスムーズな経理体制の構築まで、創業時に必要なサポートをワンストップで提供できるのが強みです。

 

これまでに創業支援をさせていただいた法人は200社超。ご依頼いただいたお客様の業種や事業規模はさまざまです。豊富な実績に基づき、あなたのお悩みやご希望に応じたサポートをご提案いたします。京都で税理士をお探しの方は、石黒健太税理士事務所へお気軽にお問い合わせください。

まとめ

京都で安い税理士を探す際は、報酬の安さだけでなく、サポート内容や相談しやすさなど総合的に検討することが大切です。報酬が安いからといってサービスの質が悪いとは限りませんが、あなたが希望するサポートがしっかり受けられるかを事前に確認し、ミスマッチを防ぐことが大切です。

予算が厳しい場合は、依頼したい内容を整理し、記帳代行は自社で行うなど、利用するサービスの取捨選択をすることでコストが抑えられる場合があります。

ホームページを見ただけでは、依頼したい業務にいくらかかるのかや、税理士との相性はわかりにくいものです。無料相談などを活用して、気軽に話を聞いてみることをおすすめします。

石黒健太税理士事務所は、京都を拠点とし、創業支援200社超、融資支援累計数十億円以上の実績がある事務所です。経営者のパートナーとして、創業支援や資金調達、経営成長戦略を通して企業の成長を加速します。

京都駅八条口から徒歩5分とアクセスも良く、電話での相談やオンライン対応も可能です。初回相談は無料ですので、ぜひあなたのお悩みをお聞かせください。

 

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