創業について相談に行くべき場所、知識を手に入れられる場所 ~Consultation &Knowledge
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創業について相談に行くべき場所、知識を手に入れられる場所
~Consultation &Knowledge
創業に関する知識があるのとないのとでは、その事業が成功する確率が変わってきます。
しかし「創業に関する知識をどこで手に入れればよいかわからない」
「創業に関する相談をどこですればよいかわからない」という人は少なくありません。
【 まずチェックするべき9つの場所 】
1. 公的支援機関
2. 最近開業したばかりの創業者
3. 士業・コンサルタント
4. 創業塾・創業スクール
5. 飲食店開業スクール等開業関係の専門学校
6. インキュベーションオフィス
7. 図書館
8. 日本政策金融公庫
9. 一般社団法人 融資コンサルタント協会
1. 公的支援機関
国や地方自治体では、創業支援を積極的に行っています。そういった国や自治体が創業者や中小企業向けの支援を行っている機関のことを、公的支援機関といいます。
公的支援機関には「商工会」「商工会議所」「よろず支援拠点」「中小企業支援センター」などがあり、どの支援機関も経営相談窓口を設けています。
「商工会」や「商工会議所」は、いくつかの例外を除いて各市町村にありますので、近くの「商工会」や「商工会議所」に行けば気軽に相談できます。もちろん無料で、アポイントも必要ありません。
とても使い勝手がいいので、積極的に利用してください。
2. 最近開業したばかりの創業者
自分や友人の知り合いに最近開業したばかりの創業者がいれば、ぜひ話を聞きに行ってください。
最近開業したばかりなので、「どこで苦労したのか」「開業前に何をしておけばよかったのか」「どんな人に手伝ってもらったのか」「今、どんな悩みを抱えているか」という、経験者ならではのリアルな情報を聞くことができます。
実際に体験したからこそわかる話というのは、とても貴重です。
経験者の話を参考にし、それを活かすことで、創業が成功する確率は格段に高まります。
3. 士業・コンサルタント
中小企業診断士や税理士、行政書士、社会保険労務士といった「士業」や経営コンサルタントなどは、日頃から創業者からの相談を受けています。
まったく創業支援を行っていない士業やコンサルタントもたくさんいますが、なかには創業者だけをターゲットにした士業やコンサルタントも少なからず存在します。
そういった士業やコンサルタントは、「創業支援の専門家」という情報発信を行っていますのでネットなどで見つけやすいでしょう。
創業支援の専門家を見つけるためには、「地域名+創業+士業名(税理士・中小企業診断士・行政書士等)や、「地域名+創業+コンサルタント」とキーワードを入力し検索することで、地元にいる創業支援の専門家を見つけることができます。
多くの専門家は「1回目の相談は無料」としていることが多いので、サイトを見て一度相談してみてはいかがでしょうか。
実際に話をしてみて「この人は自分には合わないな」と思えば、別の専門家を訪問して自分に合う相談相手を見つけましょう。
4. 創業塾・創業スクール
すべての「商工会」や「商工会議所」ではありませんが、一部の「商工会」や「商工会議所」では「創業塾」「創業スクール」といったセミナーを行っています。
それぞれの「創業塾」「創業スクール」により学べる内容は違いますが、創業に関して必要な知識やノウハウを格安の授業料で提供してくれます。
最近は、金融機関も行うようになってきましたね。
創業塾には多くの創業希望者が、「創業するために知っておくべきこと」を学ぶために参加しています。
参加者全員が近いうちに創業を行うわけではありませんが、そのうちの1割程度は3カ月以内に、2割程度は1年以内の創業を考えています。
こういった「創業塾」や「創業スクール」では、知識・ノウハウだけでなく、お互いを応援し合えるような仲間・人脈が手に入ります。
創業という同じ志を持っている仲間とは、一生続くおつきあいとなることが少なくありません。
また、講師や商工会・商工会議所の担当者にも気軽に相談できます。実際に創業する時、とても心強く思えるものです。
5. 飲食店開業スクール等開業関係の専門学校
専門的な知識を身につけたいときは、その業種の開業関係の専門学校に通うことをお勧めします。業種のことをわからずに創業すると、知らないことが多くて頭をぶつけることがたくさんあり、それがあまりに重なると商売が失敗・挫折してしまいがちです。
費用はかかりますが、そういった学校はその業種の仕事に対する「運営ノウハウ」を持っていますので、創業後の売上や儲けに良い影響を数多く与えてくれます。
6. インキュベーションオフィス
インキュベーションオフィスとは、創業や新規事業の立ち上げに伴う会社経営・運営のサポートサービスを兼ね備えた賃貸オフィスのことです。
公的機関が運営していることが多いのですが、最近は民間のインキュベーションオフィスも増えてきています。
その性格上、創業前もしくは創業してすぐの企業も多く、「自分と同じような経営課題を持っている仲間」を多く見つけることができます。
また、たいていのインキュベーションオフィスには「インキュベーションマネージャー」という管理者がいて、入居者の相談にのってくれます。
インキュベーションマネージャー自身が答えられない質問については、提携の士業やコンサルタントに相談して回答してくれます。
7. 図書館
創業に関する図書が数多く置いてあり、知識を手に入れることができます。
それだけでなく、最近は「創業セミナー」を行う図書館も増えてきています。
草履氏や中小企業診断士などの専門家が、商業に関する知識やノウハウを伝えるセミナーをシリーズで行っていることが多いのですが、その一コマとして日本政策金融公庫の担当者が「創業融資セミナー」を行うこともよくあります。
8. 日本政策金融公庫
創業資金を一番借りやすいのが、日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫は日本で一番、創業者の輩出に真剣に取り組んでいる組織であり、創業について多くのノウハウを持っています。
資金だけではなく、創業全般に関する相談にものってくれるので、気軽に行ってみましょう。金融機関といっても、敷居を高く感じる必要はありません。
9. 一般社団法人 融資コンサルタント協会
融資コンサルタント協会に所属するSP融資コンサルタント(SP=スペシャリストの略)は、創業者からの相談を積極的に受けています。
特に創業融資に関するアドバイスは、他のどの機関にも引けを取らないほど親切で丁寧だという評判も聞かれます。
あなたの地元のSP融資コンサルタントは、融資コンサルタント協会のホームページから見つけることができます( ホームページ)。
ほとんどのSP融資コンサルタントが初回相談料を無料としているので、安心して連絡を取ってみてください。