パートナーの使い方

創業融資面談時は、パートナーに同席してもらうべき?

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創業融資面談時は、パートナーに同席してもらうべき?

同席してもらうかどうかは融資担当者次第

創業融資を受ける場合、たいていは、予約を入れたうえで金融機関に出向き、面談を受けないといけません。
その時創業融資を受ける人だけで出向いた方がいいのか、それとも創業計画書づくりを一緒にやってもらったパートナーに同席してもらった方がいいのか。

本来は、相互湯融資を受ける人、すなわち自分なら自分一人で、共同で経営する人がいるならその人と行くべきです。
しかし、創業計画書づくりに関わったパートナーに同席してもらうことが多いのも事実です。
「私は一緒に行くことにしています」というパートナーもいますし、「面談の同行は私のすべき業務ではない」と考えるパートナーもいます。
また、「一緒に来てもらって、一向にかまいません」という融資担当者もいますし、逆に、申請者の本音が聞きだしにくいので、同席者がいることを歓迎しない融資担当者もいるようです。

このように、同席するパートナーがよいパートナーで、同席しないパートナーがよくないパートナーだとは一概には言えません。実情としては、「状況に応じて臨機応変に対応することがよい」ということになります。

面談練習を徹底して行ってくれる人か?

パートナーに同席してもらうかどうかにかかわらず、面談にあたっては事前に面談の練習、ロールプレイングをすることをお勧めします。
パートナー選びの観点からは、「一人で行かれるなら、しっかり面談の練習をしておきましょう」とアドバイスをしてくれる税理士やコンサルタントが「頼れるパートナー」ということです。

一人で行くと、創業計画書について伝え漏らすこともあれば、伝えなくてもよいことを語り始めることもあります。
そうしたことを避けるためには、同席してもらうことが一番なのですが、同席する場合でも、「しっかり練習をしてから面談に行きましょう」とアドバイスできるパートナーがお勧めです。

そして、面談の事前練習では、パートナーに融資担当者約二なってもらうのです。実際の面談の雰囲気は、担当者によってずいぶん異なります。
ほとんどの担当者が創業計画書の内容を確認する、いわば“普通の面談”ですが、詰問モードの担当者もいます。

一方、資産や返済余力があることさえわかれば、あとは雑談モードになる担当者もいます。
そのようなことを想定すれば、面談の練習、ロールプレイングは「なんで、この売上予測になるんですか?人を雇わず、この売上を実現するなんて無理ですよ!」など、融資担当者役のパートナーに“厳しめ”の口調でやってもらった方がよいでしょう。