創業する事業の成功要素を理解し、事業計画書に発展させよう2018.11.20

創業する事業の成功要素を理解し、事業計画書に発展させよう

金融機関は貸し先を探している

低金利時代で、起業の機運も高い。
いまは創業融資が一番借りやすい時期と考えてよいでしょう。
ところが、融資する立場に立つと、「貸せる相手が少ない」のが実情です。
正直なところ、起業の機運が高まる一方で、それを「貸し先」として考えると、確信をもって貸せる相手はそれほど多くないということでしょう。

だからこそ、金融機関は貸し先を探しているのです。
創業融資であれば、日本政策金融公庫は貸し先を探しているのが実情です。
借りる側からすると、創業して半年も経てば、融資を受ける際に試算表を求められます。
さらに、1年目の決算の数字は赤字であることがほとんどでしょうが、そうなると、より借りにくい状況になってきます。

創業時なら貸してくれる状況だったのに、1年経つと貸してもらえない状況になってしまう。
創業融資を受けることが大切な理由はここにもあるのです。

創業者が努力すべき5つのポイント

創業を成功に導く要素については、様々なことが挙げられます。
「事業を絶対にやり遂げる情熱」
「いかなる窮地も乗り越える強い運」
「創業時の時代背景」など、個人の能力や努力を超えた要素を挙げる人もいます。

しかし、日本政策金融公庫では、『創業の手引き』で、「それらとは別に、個人で努力すべき重要なポイント」として以下の5つのポイントを挙げています。

  1. 優れたアイデア
  2. 事業に関する経験
  3. 幅広い人脈
  4. 綿密な情報収集
  5. 自己資金

「こういう企業・事業はより借りやすくなる」と考えてもよい視点です。

①優れたアイデア
提供する商品やサービスに関する同業者にはない優れたアイデアです。
アイデアをわかりやすい形にして取引先に示すことが重要です。

②事業に関する経験
これから始めようとする事業について、単に知識として知っているだけではなく、十分な経験があることは融資の判断に有利に働きます。
自分が勤めていた会社と同じ業種で創業する「勤務経験活用型」の創業であれば成功率も高まります。

③幅広い人脈
仕入先、販売先、自社の従業員といった多くの人から協力・助力してもらうことで、創業者は経営を成り立たせることが出来ます。
創業時にどれだけの人脈を持ち、創業後にどれだけ人脈を広げられるかが、ビジネスの成長性を大きく左右するのです。

④綿密な情報収集
売上高と利益を的確に予測するためには、各種の調査活動を通じて、十分な情報を収集しておくことが必要です。
統計データなどを確認するだけでなく、自分で実際に現地に行き、目で見て、耳で聞いて、生きた情報を集めるように努力すべきです。

⑤自己資金
相互湯においても先立つものは資金です。
自己資金をどれだけ準備できるかが、成功確率を高める大きなポイントです。
創業前に自己資金を出来る限り蓄え、無駄な支出を省けば、経営感覚を磨くことにもつながります。

この5つのポイントは、「創業資金を貸したい先」ということもできます。
単刀直入に言うと、「返せる貸し先」に貸したいわけですが、「それは、どんな会社か、また創業者か」と問われると、このような5つのポイントを備えた会社・創業者ということになるでしょう。

是非皆さんも、このポイントを乗り越えられる経営を目指してください。
そして、そのことを踏まえて事業計画書をつくることが出来る企業を目指すのです。:大きなお金を活かせば、目標達成の確度が高まり、スピードがアップします。
まずはその一歩を創業計画書で踏み出してください。
そして、あなたの事業を、あなたの夢を、ぜひ実現させてください。